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英検いつから受けるのがいいか
ある程度英語を習わせていると
「英検を取らせたい」
「英検受けても大丈夫でしょうか」
と親御さんから聞かれることがあります。
『お友達の○○ちゃんが英検に受かった。』
こういう話を聞くと、気持ちがザワザワするものです。
✔うちの子も、長い間英語を習わせているから取らせたい。
✔英検取得して成果を確認したい。
✔英検という目標があればモチベーションアップするのでは。
親御さんの気持ちはよくわかります。
ただ、私は英検取得にこだわる必要がないと思っています。反対しているのではありません。実力がついてきたら、受けられるよ、と声をかけることもあります。
敢えて勧めないのは、合格のみが目標になってしまい、まぐれ合格しても結局は力がついていないことがあるからです。
特に小学生のうちは、資格取得よりも、発音や英語独特のリズム、語感など、『英語の土台を築くこと』を優先したいと思っています。
小学生の時に楽しく、しっかり土台を作っておけば、中学校での文法はそんなに苦になりません。まして英検合格は容易になります。なので、無理せず中学校に入ってから取得しても遅くはありません。
むしろ、土台を築く前から英単語を覚えたり、英文を読むことを強制することで、英語そのものが苦痛になる可能性があります。
過去に親御さんが英検取得を強く希望して、辛くなったお子さんの例を見てきています。
英検を否定するわけではありません。どちらかといえば英検は好きです。なので希望者には対策をします。
特に二次試験の面接対策(3級以上)は私の得意とするところ。どうすれば合格できるかよく分かっているので、対策レッスンは力になれると思います(^^)
でも二次試験に進む前の一次筆記試験は、ご本人の努力が必要。特に文字に親しむ前の小学生には負担になることがよくあります。
まずお子さんがどうしたいか、気持ちを聞いて納得してから挑戦して欲しいです。
できれば無理をせず、絵本多読やBBカードにたくさん触れて自然に身に付けるのがいいと思います。
昨今、英検協会側も受験しやすいように受験チャンスを増やしたり、新たなテストをリリースしています。そのために低年齢で英検取得を煽るような教室もたくさんあります。
英検はそもそも小学生向きには作られていません。受験は低年齢化しているのに試験内容は昔から変わってません。
中学生になってからでも全く遅くないというのは、内容知識が小学生向きではない。これも理由の一つです。
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